ベルばら展が明日開幕!圧巻のベルサイユ宮殿が出現、50年の歴史を原画や宝塚版で辿る

「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」のエントランス。 (c)池田理代子プロダクション

池田理代子「ベルサイユのばら」の展覧会「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」が、明日9月17日から11月20日まで東京・東京シティビューで開催される。これに先がけ、本日9月16日にはメディア向けの内覧会が行われた。

エントランスに足を踏み入れると、ベルサイユ宮殿をイメージした優雅な回廊が来場者たちを圧巻させる。中央にはマリー・アントワネット、オスカル、フェルゼン、アンドレのパネルが設置され、4人の周りにピンクや赤、白の美しい花々が添えられた。2階には黒い騎士ことベルナール・シャトレが姿を現し、壁面にはそのほかの登場人物たちが肖像画のように飾られている。

「【序章】『ベルサイユのばら』誕生」では主要登場人物の紹介パネルや、1972年の連載開始から2022年現在まで「ベルサイユのばら」の長い歴史を辿る年表を掲出。その先の「【第1章】『ベルサイユのばら』」では、連載当時の原画約180点が物語に沿って展示されている。手描きならではの写植やスクリーントーン、ホワイトの跡などが見どころだ。また40年ぶりの新刊として話題となった「ベルサイユのばら エピソード編」の原画も公開。フェルゼンへの恋心を断つべく、オスカルが生涯で一度だけ身にまとったドレスを再現したものも展示された。

「【第2章】宝塚歌劇『ベルサイユのばら』」には、宝塚歌劇版「ベルサイユのばら」でオスカルとアンドレが愛を誓いあう“オスカルの部屋”を再現したコーナーが。オスカルとマリー・アントワネットが身に着けた舞台衣装や小道具、過去の公演ポスター、衣装のデザイン画といった資料も並ぶ。「【第3章】TVアニメ『ベルサイユのばら』」では、1979年に放送されたTVアニメ「ベルサイユのばら」にフィーチャー。セル画や原図、台本が公開され、演出の特徴や見どころが解説された。

「【第4章】 『ベルサイユのばら』は永遠に」には、池田本人によるコメディタッチの4コママンガ「ベルばらKids」や、海外各国で翻訳・出版された書籍などが登場。形を変えて読み継がれる「ベルサイユのばら」が紹介される。さらに懐かしのグッズや、企業とのコラボレーション事例も展示された。物販にはポストカードやマスキングテープといった定番アイテムから、人気ブランドとコラボしたティーバッグセットやマカロンまでラインナップ。会場に隣接されたカフェ・THE SUN & THE MOONでは、「ベルサイユのばら」をモチーフにしたメニューが期間限定で提供される。

「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」

会期:2022年9月17日(土)~11月20日(日)
会場:東京都 東京シティビュー